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症例紹介

歯根端切除により根尖病変が改善した症例

症例紹介 2016年12月05日

神経の取ってある歯の先端に炎症が起こり

レントゲン上で黒い影が見える状態を、根尖病変と言います。

 

根尖病変が見られる割合は実験によって様々ですが

日本では60~80%との報告があります。

また、根尖病変がみられる歯の再治療を行った場合の成功率は

諸外国のエンド専門医で70~80%と言われています。

 

治らない原因として、根管形態の複雑性、細菌の種類、根尖外に

異物が出ている、嚢胞化しているなどがあります。

 

そのような場合に外科的に根尖部を切除し、嚢胞を摘出する方法を

歯根端切除術と言い、エンド治療の最後の砦になります。

 

歯根端切除により根尖病巣が改善した症例です。

 

○術前写真

 

左上1,2番根尖部に大きな透過像がみられ、左上2番には

根尖外に異物が見られます。

 

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○歯根端切除直後

 

通常の根幹治療では改善しないため、左上2の歯根端切除を

行いました。

 

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○術後1年

 

根尖部の透過像もかなり消失し、歯根膜の連続性も確認できる

ので改善傾向にあります。

 

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