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わたなべブログ 2021年05月17日
歯周病と全身疾患の関係についての話で、
今日は糖尿病と歯周病の関係性です。
糖尿病と歯周病が関連しているなんて、なかなか想像できませんよね。
双方向性に関連があると言われますが、
糖尿病と歯周病は良い影響も悪い影響も与えあっていることがわかっています。
簡単に言うと、
●糖尿病にかかっている人は歯周病にもかかりやすい
(糖を歯周病菌が好むため、菌が繁殖しやすい環境になりやすい。)
●歯周病はインスリンの効果を低下させて糖尿病の改善の邪魔をする
というように悪い影響を与えあっています。
・糖尿病にかかる→身体の抵抗力が落ちて歯周病菌が繁殖しやすくなる
→歯周病が改善しにくくなってしまう
・歯周病が進行する→インスリンの効き目が悪くなる→糖尿病が改善しにくくなる
こんな風に、糖尿病と歯周病は相互に悪影響を与えあってしまい、
なかなか改善しないループを作ってしまいます。
しかし、どちらかを改善することができれば、
・糖尿病が改善→歯周病も改善
・歯周病が改善→糖尿病も改善
というように、良い影響を与えあうこともわかっています。
歯周病菌がインスリン(血糖値を下げる分泌物)の働きの邪魔をするなんて、
本当に歯周病菌は厄介ですね。
歯周病は全身の疾患と関係していて、糖尿病はその中の一つです。
新型コロナウイルスの流行で基礎疾患を抱えることの恐ろしさも
周知されてきたように思います。
歯周病を改善することは全身の健康にも繋がっていますので、
これからも予防とケアを習慣にしていきましょう。