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症例紹介

歯根端切除により骨の改善がみられた症例

症例紹介 2019年05月31日

通常の根管治療で改善がみられない場合、

次の処置として炎症のおこっている根の先端を

外科的に掃除する場合があります。

 

 

◦30代女性

 

右上2番におおきな根尖病変があり、抜歯と診断され

セカンドオピニオンで来院。

 

術前CT画像

 

赤丸で囲んだ部位に大きな病変がみられ、

外側、内側とも骨が大きく破壊しているのが分かります。

 

 

根管治療の限界と、歯根端切除に関しても説明し

理解していただけたので、根管治療を行いました。

 

2回の根管治療でもに膿がとまらないので、通常の根管治療では

改善が困難と判断し、歯根端切除を行いました。

 

 

◦術後6ヵ月のCT画像

 

 

赤丸で囲んだ部位に骨ができているのが確認できます。

 

 

このように通常の根管治療で改善しない場合でも、

歯根端切除術が抜歯前の最後の手段として、

上手くいく場合もあります。

 

患者さんで根尖病変が大きく抜歯と診断された場合、

もしくは歯科の先生もどうかなと思う症例を

抜歯前にご紹介いただけたらと思います。