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わたなべブログ

妊娠・出産で歯が悪くなる?

わたなべブログ 2019年05月17日

こんにちは。肥田です。

 

今日は妊娠・出産にまつわる歯の話をご紹介します。

 

 

“妊娠して出産するごとに歯が悪くなった”という話を

聞いたことはありませんか?

お腹の赤ちゃんに栄養を取られて・・・など。

 

でも、これって実は迷信なんです。

お腹に栄養が取られているわけではなく、

妊娠による食生活や習慣の変化と日頃のケアの問題です。

 

このような生活の変化に心当たりはありませんか?

●つわりの時期にハブラシを口に入れるのがつらかった

→汚れが溜まり、それが原因でむし歯や歯周病になってしまう

 

●食事を小分けにしたり、間食することが増えた

→常に口の中に食べ物がある=細菌にエサをあげているということ。

歯の自己修復が間に合わず、むし歯になってしまう。

 

●酸っぱいものを好むようになった

→唾液が酸性になり、口内環境が悪化しやすくなる

 

●出産後は忙しくて、出産前のようなケアができない時期があった

 

このような生活の変化が長く続くと、口内環境は悪化してしまいます。

 

 

さらに、妊娠すると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が増えますが、

歯周病菌はこのエストロゲンが大好き。

ホルモンをエサにして増殖して歯周病が悪化するのはもちろん、

お腹の赤ちゃんにも悪影響を及ぼしてしまいます。

早産や低体重児出産のリスクを高めてしまうのです。

 

 

だからこそ、妊娠前に歯の治療を済ませておいたり、

歯の掃除で細菌を減らしておくことはとても大切です。

第一子が早産だったり未熟児だった方は、念のために

お口の状態を調べておくと、リスクを減らせるかもしれません。

 

 

口内環境の悪化は日頃のケアで防ぐことができます。

しょうがない、と諦めないでくださいね。

汚れが溜まったな、と思ったら機械で取るという手もあります。

クリーニングのみのご予約も受け付けておりますので、

ぜひご相談下さい。