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わたなべブログ 2019年05月21日
こんにちは。肥田です。
今日も「歯科の伝説検証ファイル」より抜粋した記事をご紹介します。
「親の歯が悪いから、こどもにも歯の質が遺伝してむし歯になりやすくなる」
こんな話を聞いたことはありませんか?
結論からいうと、むし歯は遺伝しません。
むし歯はむし歯菌の感染によって起こる病気なので、
歯の質が遺伝して起こるわけではないのです。
大切なのは生活習慣です。
家族が一緒に暮らしていれば、家族の口の中の菌がうつります。
乳幼児期の食器の共用(スプーンなど)は避けた方がいい、と聞くと思いますが、
こどもが大きくなってからでも親と同じ箸やコップを使えば
むし歯菌に感染します。
親(養育者)の口の中にむし歯菌が多くいると、
一度に感染する菌の濃度も高まります。
また、家族は生活習慣も似ていますよね。
間食の回数が多い、甘い飲み物がすき、歯みがきをおろそかにする・・・
家族みんながむし歯になりやすい習慣をしていれば、
口の中の環境はますます似てくるでしょう。
歯科医院で検診を受けるなどの習慣も、家族で似るものです。
家族のスキンシップの中にも、むし歯菌感染のリスクはありますが、
日常のスキンシップは家族には欠かせないものですよね。
家族内でうつしあわないために重要なことは、
スキンシップを減らすことではなく、家族全員で口の中を
健康な状態にしておくことです。
遺伝だから、とあきらめる必要はありません。
日頃の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期検診を受けましょう。