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わたなべブログ 2021年04月26日
歯周病と全身疾患の関係性をご存知でしょうか?
歯周病の認知度はかなり上がってきましたが、口の中だけの病気と思いがちですよね。
最近の研究で全身疾患との関連が次々に明らかになっています。
一説には100以上の全身疾患と関係しているとも言われており、
そのメカニズムが解明されているもの、されつつあるものと様々です。
糖尿病・肥満・認知症・誤嚥性肺炎・早産や低体重児出産、
動脈硬化・心筋梗塞・がん・・・と、書ききれないほどあります。
なぜ全身疾患と関係が疑われているかというと、
病気になった部位を調べると歯周病菌の組織が検出されたからです。
つまり、歯周病菌は口の中を飛び出して全身に運ばれていることを意味しています。
歯周病菌は血管内に侵入できる性質をもっており、
血流に乗って全身に運ばれてしまいます。
また、歯周病は慢性疾患であり、急激な痛みなどをもたらさないまま
炎症を持続しています。
慢性疾患があるところでは炎症物質が作られ、これも血液内に侵入して全身を巡ります。
全身に運ばれた歯周病菌と炎症物質は全身を行き来するようになり、
身体の他の部分の慢性炎症を悪化させます。
これが歯周病菌と全身疾患の関係です。
口の中で増殖した菌と歯周病から発生した炎症物質は血流に乗って全身を巡り、
知らないうちに健康に悪影響を与えています。
痛みがないうちは治療の必要性を感じにくいかもしれませんが、
全身の健康を損なう前に、歯周ケアをしっかりとしていきましょう。