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わたなべブログ 2021年05月10日
最近流行りの「腸活」と「歯周病菌」が関係していることはご存知でしょうか。
歯周病菌と全身疾患の関係については以前投稿した通りですが、
歯周病菌が腸内細菌のバランスも崩すことが新潟大学の研究で明らかになっています。
口の中で発生した歯周病菌を唾液と共に飲み込むと、細菌は腸内まで到達します。
実験で歯周病の原因菌をマウスの口腔から投与したところ、
腸内細菌叢を大きく変化させて全身的な炎症を引き起こすことが明らかになりました。
また、腸内細菌と全く異なる病的口腔細菌(歯周病菌)が腸内細菌のバランスを崩し、
そこから毒素が血流を介して様々な臓器や組織に炎症をもたらすことも
歯周病と全身疾患を結びつける有力なメカニズムとして示されました。
因果関係があるとされていたことが、次々にメカニズムが解明されています。
このメカニズムが解明されたことで、「腸活」との関係性もはっきりとしたと思います。
腸活では、腸に良いとされる食品の積極的な摂取も推奨されていますよね。
しかし、歯周病菌はその食品にも付着して体内(腸内)に入ってきますので
食品から得られる良い働きを阻害してしまうかもしれません。
口腔内の環境を整えることは、腸内環境を整えることにも繋がっています。
普段のケアをしっかりとして、歯周病を改善していく・かからないようにしていきましょう。