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わたなべブログ 2018年06月15日
こんにちは、渡部です。
水曜日の診療後に、富田浜病院で行われた
地域医科歯科連携勉強会に参加してきました。
最近、骨粗しょう症治療薬で使用される薬剤の副作用で
歯医者での抜歯後や、骨にダメージを与えるような治療後、
顎の骨の治りが悪いことが報告されています。
服用されている方も注意するよう指導されているので
一般的によく知られていることになってきていると思います。
今回は富田浜病院の骨粗鬆症治療でご高名な新見先生が
発起人となり、近隣の歯科医院の先生方に
正しい知識と意識統一を行う目的で行われました。
今回の勉強会をまとめると
・現時点では骨粗しょう症治療薬が、歯科治療後の
顎の骨の治癒不全を引き起こすか確率は非常に低く、
服用を中止することのリスクの方が高いこと。
・ビスホスホネート製剤は服用中止しても、10年以上体内に
残るため歯科治療前に服用を中止しないこと。
・顎の骨の治癒不全を引き起こす可能性は、口腔清掃状態
が悪くなれば上がること。
などが参考になりました。
今回のように医科の先生と連携し、よい医療を提供できたらと
思います。
それではよろしくお願いいたします。