口腔カンジダ菌症｜三重郡 朝日町で歯科・歯医者をお探しなら『わたなべ歯科クリニック』へ

わたなべブログ 2021年08月07日

口腔カンジダ症とは、カンジダ菌という細菌がお口の中で

異常に増えることで起こる病気です。

カンジダ菌は真菌（カビ菌）の一種で誰でも保有している常在菌です。

日和見感染を起こすので、主に免疫が下がったときが発症しやすいと言われており

ガーゼなどで拭い取れる・拭った跡が赤くなるのが特徴です。

口腔カンジダを放っておくと「前がん状態」といって

お口の中が悪性化しやすい状態になります。

がん化することもありますので、早めの治療が必要となります。

また、カンジダ菌を飲み込んで肺に入ると誤嚥性肺炎を起こすリスクが上がります。

粘膜たけでなく義歯の表面で増殖することもありますので、

義歯洗浄剤の使用の継続が大切です。

当院でも簡易検査が可能なので、口腔カンジダ症の疑いがある方にはお声がけしています。

このビンに採取した口腔細菌を塗り付けて48時間恒温槽で培養して

赤色から黄色に変化するとカンジダ症の疑いが強くなります。

治療方法は口腔内を清潔に保つことと、抗真菌薬薬を服用することです。

早期に発見できれば簡単な治療で治りますので、

症状が何もなくても気になることがあれば教えてくださいね。