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歯の痛む場所を脳が錯覚する?関連痛について

わたなべブログ 2021年03月22日

関連痛と呼ばれる現象をご存知でしょうか?

 

 

 

これは、主に歯が痛い時、痛む部位を錯覚してしまう現象のことで

 

 

関連痛といいます。

 

 

 

 

 

歯が痛くなった時に、その痛みを知覚する神経を三叉神経といいますが、

 

 

 

この神経は下のイラストのように枝分かれしていて顔面の感覚を支配しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「歯が痛い」という感覚を伝達する際に、三叉神経の末端で感じ取った痛みの情報が

 

 

脳に近づくにつれて1本の神経になるため、

 

 

 

どこの末端神経から情報が伝達されているか分からなくなることがあります。

 

 

 

 

 

この関連痛は奥歯で起こりやすく、隣の歯や上下の歯を間違えることが特徴です。

 

 

 

 

三叉神経は左右に分かれているため、左右で痛みを錯覚することはありません。

 

 

 

 

 

 

「痛みを訴えた部位を違う部分を治療した」という経験がある方は、

 

 

 

この関連痛だったのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

ヒトの知覚や感覚は時として誤作動を起こすこともありますので、

 

 

 

痛みを取る治療をする際は、原因歯の特定を最優先にしています。

 

 

 

 

 

関連痛が起こっているときは必ず説明していますが、

 

 

 

 

このような現象が起こる可能性があることを知っていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

人の身体は不思議なことがたくさんありますね。