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わたなべブログ 2018年12月10日
こんにちは。肥田です。
今日は健康寿命と歯の関係をお伝えしようと思います。
健康寿命の定義とは、
「日常的に介護を必要とせず、自立して心身ともに健康的な日常生活を送ることができる」
期間のことを指します。
先日の県政だより みえ11月号では、三重県の平均寿命と健康寿命の
推移について書かれていました。
平均寿命に比べて、健康寿命が延びていないそうです。
食事内容や運動の頻度など、健康寿命を延ばすための取り組みが
いくつか紹介されていますが、
歯の状態が健康寿命と深く関わっていることはご存知でしょうか?
歯の本数が多く残っている方や、歯を失っても義歯などで
歯の機能を維持している方と、
歯を失って以降、なにもしていない(そのままで放置)方を比べると
なにもしていない人の認知症発症の確率はかなり高くなっています。
また、転倒する確率も、なにもしていない人の方が高くなっているそうです。
要介護者がそうなるきっかけとして、認知症と転倒によるケガや
寝たきり状態が多く挙げられると思います。
運動や食生活、歯の健康を保つなどの生活習慣から何かが欠けてしまうと、
健康寿命の延びを止めてしまうのではないでしょうか。
みなさんは日本歯科医師会が推進している「8020運動」はご存知ですか?
「80歳になっても20本以上自分の歯を残そう」という呼びかけです。
20本以上あれば、食生活にはほぼ満足することができると言われており、
“生涯自分の歯で食べる楽しみを味わえるように”という願いが込められています。
呼びかけた当初は10%にも満たなかった達成率が、
2017年の報告では50%を超えたようです。
生涯自分の歯で生活することは、夢ではなく現実のものとなってきています。
健康寿命を延ばすために、という項目では義歯などで歯の機能を
維持していれば、認知症発症のリスクは下げられると報告されています。
しかし、義歯を使っている人の中で使い心地に心底満足している方は
少ないのでは、とも思います。
やはり、自分の歯で食事をするのが一番ということですね。
お年寄りになったら歯がなくなる、訳ではなく、
正しい歯みがきと定期検診で歯の残すことは十分可能なのです。
ご自身が健康に過ごせるように、歯の検診にぜひ来院してください。