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わたなべブログ 2018年11月16日
こんにちは。肥田です。
みなさんのお口の中には、金属の詰め物やかぶせ物は入っていますか?
この金属の詰め物やかぶせ物が原因で
金属アレルギーの症状が出ることがあると知っていましたか?
何年か前に人気番組で歯科の金属アレルギーが取り上げられ、
大きな反響がありました。
身体の不調を調べに病院に行き、金属アレルギーと診断された女性。
装飾品は全て外したのに症状が改善しない・・・
原因は口の中の詰め物に使われていた金属だった、という内容です。
ピアスやネックレスで起こる金属アレルギーはわかりやすいですが、
まさか口の中の金属が反応していると思いませんよね。
加えて、歯科金属アレルギーはある日突然発症するともいわれています。
歯科金属と唾液が反応して、微量ずつですが体内に溶けだしていきます。
この溶けだした金属が体内の許容範囲を超えると発症するのです。
よく似たアレルギーのタイプに花粉症があります。
金属アレルギーかどうか調べる方法として、パッチテストと血液検査があります。
パッチテストは試薬を背中などの皮膚に張り付けて反応を見る方法。
アレルギーテストとして一般的ですが、テストが完了するまでに一週間かかり、
その間にも何回か通院する必要があります。
口の中と皮膚では環境が違うので、結果が100%信頼できない、とも言われています。
血液検査は通院日数を減らすことができますが、全ての金属を対象にできないことや
擬陽性といったあいまいな結果が出るといった欠点が報告されています。
金属アレルギーを調べる手段として一般的な方法ですが、
いざ調べるとなった場合は主治医との相談が必要不可欠となります。
歯科用金属は「金銀パラジウム合金」というものを使用しています。
成分別にみていくと、以下のようになります。
金 12%
銀 49.5%
パラジウム 20%
銅 16.85%
その他 1.65%(亜鉛・ガリウム・イリジウム・インジウム)
金属アレルギーのテストをする際に、金属の種類を特定必要がありますので、
この成分表に該当する金属に反応があった場合は、歯科医に申告してください。
治療法を考える必要があります。
先日、当ブログでお伝えした「CAD/CAM冠」は
金属を使用していない健康保険適応のかぶせ物です。
金属アレルギーの診断書があれば、本来であれば認められていない
一番奥の歯(7番目)にもかぶせることが可能です。
このように金属を使わずに治療することも可能ですので、
ぜひご相談してください。